ざっくり

復学して大学生に戻った一年だった。

バイトとか

最初から振り返ると、ちょうど一年前はまだ休学中で、復学してからちゃんと大学行けるか不安に思いながら、バイトに毎日行ってたと思う。年末年始に帰省したりいとこの結婚式に行ったりして、あっという間に復学になったと思う。休学が終わってから「一年あっという間だったな」って思った。何もしないで休学の一年が終わったしまった感が残った。

復学して少し経って、自分が作ってたある機能をリリースする最後のチェック段階でリーダーと疎通の取れてなかった部分で作り損ねが発覚して、リリースが大きく遅れる。完全にこちらは把握しておらず急に足りないと言われた形になり、さすがに半ギレ状態になったんだけど、気を使ったマネージャーに焼肉に連れて行かれて、当時は「この程度でごまかされねーぞ!」と思っていながら飲み込んだが、今となってはいいガス抜きになったと思う。手のひらの上だった(焼肉を食ってる写真がSlackに上げられてチーム内のメンバーとひと悶着あったのはまた別の話…)。バイトに関してはその後は完全に同じプロジェクトでやる気がなくなったので、同プロダクトのAndroidクライアント開発をやらせてくれって言って移動させてもらった。それ以降は大学と並行しないといけない都合出社頻度が落ちて、ちびちびとジャバを撫でるだけになったが、気持ちに切り替えとしては悪くない判断だったと思う。今はむしろある程度できるようになったうえに、他にアクティブで開発する人がいない都合自分が主導して開発できるので快適さがある。

大学とか

前期

大学の方は復学直後は、前期は週8コマ(1日2コマが4日)というペースだった。前半は特に週6コマ分は単位取得済みの講義で、復習目的で受講していた。医学から離れて久しかったので、ちゃんとやろうと思って毎回講義のまとめをMarkdownでDropbox paperに書いていた。当時は割と見せられそうなものに見えていて、うまくまとめて公開できないかとか思っていた。大学の講義まとめみたいなものをうまく束ねて公開できるサービスなら広く受け入れられるはずだろうみたいな考えがあった。結果的にそういったサービスを創る余力も時間もなかった。しかもまとめを書く方もただ講義の後に書く都合だんだんと講義に対して遅れてきて、書かなきゃいけない分が溜まっていき、結局中間試験の段階で全く間に合わなくなって書かなくなってしまった。

前期は周りより講義数が圧倒的に少ないのに割とギリギリ感があった。というか、周りと比べて余裕があるないにかかわらず、一発で中間期末の複数回に試験が別れた単位を、まともに無再試で通せたことがなかったので、逆にむしろ進歩と言ってもいいのかもしれない。結果だけみれば可以上なら評価なんて全部同じで、合格できただけ十分で、周りは数カ月前から継続して医学を学んでいて、勉強する習慣もあっただろうことを考えたら、その中でも見劣りしない結果を残せたことを素直に喜んでもいいのかもしれない。

とはいえ勉強という行為自体に大きくブランクがあって、満足していいラインで満足しないとすれば、努力の割には思った成果を上げられないことがもどかしいことには変わりない。講義毎にまとめを書く方法も今思うとあまり効率のいい方法ではなかったと思う。

後期

夏休みに関しては後述する。

後期を迎えるに当たって自分は進級に必要な単位さえ取っていればいいと思って楽観視していたが、後期が始まる直前になって教務に呼び出されて「ある程度先に履修しないとカリキュラムの変更の都合さらにもう一年留年しないといけないよ」と言われ、前期とは打って変わって、周りよりも取りこぼした単位の分の試験を多く受けないといけない状況でのスタートになった。

その状況は現在も継続していて、とりあえず年末に受けた取りこぼした単位のうちの片方(取りこぼした講義は2つで、合わせて5単位分)が終わっている。試験が重なりあってスケジュールが重かったと言い訳するわけじゃないけれど、そのもう片方が追試になってしまい、さらに2つ現在進行の講義の追試が来年控えているが、取りこぼしのものさえ合格してしまえばあとはなんとかなる予感がしている。年末に終わった分が通っていれば王手をかけた状況になると言っていいくらいだ。再試なら詰めろをかけられたような形になるかもしれないけど。

後期は前期と違って毎日講義があって、試験もほぼ毎週あってヘビーな行程だったが、ちゃんと講義に出席して寝ずに集中して聴いていれば合格点がちゃんと取れることが分かってきた。いや、そういうサイクルを回すことが可能になってきたと言った方がいいか。気分を落ち込ませずに毎日大学に行かないと行けないし、朝ちゃんと起きないといけないし、試験勉強もそれなりにしないといけないし、行間に果たすべき暗黙的な障壁は非常に多くそして高い。敗北感と無力感を呼び覚まし近づくだけで恐怖さえ感じた講義棟に通いつめ単位を無事取れるようになったのは、驚嘆すべき進歩に違いない(大げさ)。

前期周りより少し緩いタスクで慣らしたのが良かったと思う。そういうやり方が可能であったという点を考えたらラッキーだったと言うべきなのかもしれないが、留年と休学を挟んで進級のリズムから一度逸れた状況から巻き返すことのできるケースは多くないと聞くので、もしかしたらこの経験はいつか活きるのかもしれないと密かに期待している。まあまだ終わってないからあまりえらそうなことを言うのも早いかもしれないが、ここまで出してきた結果だけでもそういった評価は下しても客観的にも早すぎるとは思わない。

前期の勉強の効率の悪さを反省し、意識的なとりくみとして、部活の後輩だったやつに声をかけて定期的に土日に一緒に勉強会を開いたりした。したりしたが、その協力プレイがかなり効果的だった。単純な知識の埋め合わせだけでなく、相談することで分からないところをちゃんと勉強すべきか分からなくていい範囲として飛ばすべきかの判断が付いたり、勉強の進度を確認しあって精神的安定を得られたりとか良いことが多かった。割と自分が教えてもらうシーンが多かった気もしたけど、向こうも一緒にやるメリットを感じていてくれてたと思う。こういう良いクラスメート関係を持てたのは収穫だった。

余談になるけど、そうやって一緒に勉強する仲間を見つけたほうが良いという判断は、一般論的な理由もあるけど、一番の動機は休学する直前に受けた心理テストによるところが大きい。「あなたは他の人と注目する部分がズレている。教科書やテキストを読んでもズレたところを見てしまうので、短期決戦の試験では一人でやると不利になりがちでしょう」みたいなことを言われた。それを思い出して、実践してみたのだ。アドバイスは、信用して実際に試してみるのが良い。

夏休みとか

自転車旅

前期は講義が終わってからぼんやりしながら創成川沿いに自転車を走らせることが多くて、なかなか気晴らしになるとか思っているうちに、自転車で北海道から横浜まで帰省することにした。自転車を買って、必要になりそうな自転車用コンポーネントやキャンプ用品を買い揃え、ざっくりスケジュールを立て出立した。結果的には6泊7日かけてぬるりと横浜まで行けてしまった。正直言ってしまうと期待してたよりはインパクトはなかったけど、心に残ったこの想いは確かな質量を持っていて、本当にやってよかったなと思う。

朝から夕までただ自転車を漕ぐだけ良いが漕がないと進まないと終わらないという時間の過ごし方は、辛いけど楽しくて、とても充実した時間だった。バイトにしても勉強にしても座ってばかりいたので、単純に身体を動かすことが楽しかった。地方都市をウロウロしながら野宿するスポットを探して隙間に入り込んでひっそりとキャンプするというのも新鮮だった。あと平泉のドミトリーの親父がとても深切で日本酒を振る舞われるがままに語らったらことを思い出すと、今でも胸が熱くなる。あのとき語った自分の言葉は嘘じゃないし、その後押しをしてくれた親父の暖かさは忘れることができない。いつか恩返しをしないといけないと思う。あまり語ることもないかと思ってたけど、書き出すとキリがなさそうなので、ここまでにしておく。形はどうあれまたいつか一人旅はしたい思う。

引っ越し

自転車旅から戻って休学中にやろうと思ってできなかった引っ越し作業に取り掛かった。これに関して、部屋探しから片付け掃除まで何から何でもも、鮎くんには本当に世話になった。ありがとう。家賃は上がったけど、QOLは爆上がりした。むしろ前の家は悪い憑き物があったんじゃないかというレベル。真に後悔するべきは大学合格直後の家探しかもしれない。あのときの安易な判断が、すべての元凶にあったのかもしれない。そう思われるほどには、今の部屋は快適だ。

IT系とか

ターミナルエミュレータを作って公開した。確認したら4月3日にリリースしてた。書き始めたのはいつか覚えてないけど、CでVTE使ってやろうと思ってからは一週間くらいで作ったと思う。

4月末にノートPCを買った。Gearbestで購入。意外とすんなり。OpenSUSEとかDebianとかいろいろ試して結局Archを入れた。

バイトでAndroidアプリ開発に参加した都合ジャバを始めた。始めはAndroid Studioで頑張ってたけどどうにも窮屈だったが、なんとか書く環境が整えられてNeoVimで開発できるようになってから能率が上がった。IdeaVIMじゃ全然足りなかった。新しい世界が開けたというよりは、強い静的型付けのありがたみを思い知った。C言語はPHPやJSを書いてる

そのほか

  • frieds.nico でチビチビ交流している(探さないでください)(3月〜)
  • 親友が釣りに目覚めて、それに着いていく内に自分も釣りにハマる(夏休み〜)
  • 道東日帰り800kmソロドライブ(夏休み)
  • 利尻登山(夏休み)
  • バイトでやってた某機能リリース(一部制限的)(夏休み)
  • 紀伊国屋で人生二回目のアレフの勧誘に遭う(10月)

直近のアレとしてはクリスマス終わってから熱出して寝込んでた。会陰部(陰嚢の背部から肛門〜大腿の内背側にかけて)に痛みがあり、前立腺炎の疑いが立っている。医者に見てもらう必要がありそう(そのばあい直腸診か!?)。冬休みの自由な時間が全力でドブに捨てられてしまった気分。やっと持ち直して12/30〜31の晩に書いている。

(追記)31日になって体調が良くなってしまったせいで寝込むことなく一人で年越しを迎えそうになり、「誰か…」とツイートしてたら教養時代の友人が声をかけてくれて一緒に年越しを過ごしてくれた。良い年越しになった。

2018年に向けて

11、12月くらいから「自分はダメだ」みたいに思い詰めて悲しくなり、気持ちのやり場がなくなって、パニックに近い状態に陥ることが増えてきた気がする。季節性の面はあると思う。体調が単に優れないだけなのかもしれない。そういう思いを上から塗りつぶすのではなく、すくい上げてうまく処理して、前向きに上向きにいられるようにしていきたい。

一言でまとめたら「ポジティブに行こう」かな。良い2018年になりますように。